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【事業概要】

平成13年 三味線コンサート(国際交流基金主催)
期間  :  2001年2月28日~3月9日
開催地: マケドニア・クロアチア・デンマーク
出演者: 上妻宏光(津軽三味線)、伝の会(杵屋邦寿・松永鉄九郎)

 

【日程】

2001年

2月28日

成田発ーウィーン着(11:25ー15:15)

OS8556

 

3月1日

ウィーン大使館施設

ウィーン発ースコピエ着(15:15ー19:00)

OS863

 

3月2日

アーミーホール
公演終了後よりミニ・レセプション

 

3月3日

プリレップ市民劇場
公演後、プリレップ市長と懇談

 

3月4日

スコピエ発ーザクレブ着(14:50ー19:40)

LH5337-LH2476

 

3月5日13:30
ヴァトロスラフ・リシンスキー劇場
公演終了後よりミニ・レセプション

 

3月6日

ザクレブ発ーコペンハーゲン着(12:50ー19:30)

LH5329ーLH1625

 

3月7日

デンマーク国営ラジオ局
公演終了後よりミニ・レセプション

 

3月8日

コペンハーゲン発(15:40)

SK983

 

3月9日成田着

 

【海外公演私記】

2回目の海外公演は、長唄三味線・伝の会(杵屋邦寿氏・松永鉄九郎氏)と津軽三味線の上妻宏光氏による三味線コンサートでした。伝の会のお二人とは、1999年のロシアでの公演以来2回連続してご一緒させていただきました。

 

マケドニア、クロアチアと旧ユーゴスラビアの2カ国、北欧のデンマークと3カ国4都市でのコンサートを実施していました。何よりもこの事業では舞台監督として自分が責任者として初めての海外公演でした。前回は兄弟子がいてくれたので気持ち的に楽でしたが、今回はプレッシャーもありました。

 

上妻宏光さんは、まだメジャーデビュー前の無名時代でしたが「次世代の津軽三味線奏者になる!」と確信できるような存在感を今回のツアーで証明されたと思います。

 

ウイーン(オーストリア大使館ワークショップ)

経由であるウイーンでは、担当の諸永書記官に出迎えていただきました。マケドニア発の便の搭乗する前に日本大使館でワークショップをさせてもらいました。​​

 

 

スコピエ公演(アーミーホール)

 

スコピエでの公演では、マケドニアの国宝級ギターリストであるブラトゥコ・ステファノスキー氏とのコラボレーションがありました。このコンサート以降、数々の現地ミュージシャンやダンサー、アーティストとコラボレーションをしてきましたがこの時の経験があったからこそ海外公演を続けられてきたと思います。アーミーホールという軍が所有するホールで音響設備などは外部から持ち込みしてセッティングしました。前回のロシアでの公演でも思いましたが日本の劇場の設備というものが大変素晴らしいものだと再確認しました。600席の会場は、ステファノスキー氏の共演もありますが通路・屋外までも人で溢れかえるほどの大盛況でした。日本では消防法もありそこまで観客を入れるのか?と思うほどの入場者数でした。

 

プリレッツ公演(市民劇場)

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プリレッツはマケドニアの首都スコピエから2時間ほどの片田舎でした。プリレッツ市民劇場も227席と小さな会場でした。会場設備もなく、ほぼ生演奏でしたがこの劇場でも大変な盛況でした。公演終了後には、市長さんとコーヒーを飲んだり歓談の時間もありました。

 

クロアチア公演(ヴァトロスラフ・リシンスキー劇場)

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2カ国目は、クロアチアのザクレブ。日本祭りのようなイベントでの同時開催でした。我々のコンサート以外に、空手や生け花などのデモンストレーションが模様されていました。このイベントに関しては、会場に入るまで一切知らされていませんでした。いざ会場に仕込みに入り、セッティングの準備をすると準備の時間がなくリハーサルの時間もありませんでした。海外公演ではよくあることでは、すまされませんが本当にこれ以降も現場に入って知る!ことは、この後も多数経験させてもらいます。

 

デンマーク公演(国営ラジオ局小ホール)​​

 

 

最終公演地のデンマーク街並みがおもちゃのようなコペンハーゲンでした。デンマークでは、公使主催の夕食会にご紹介を受けてフランス料理をご馳走になりました。在外公館のお仕事をしていると大使や公使にご招待を受けることがあります。大変名誉なことであり日本を代表して身が引き締まる思いです。デンマークでの公演は、国営ラジオ局小ホールでした。​​

 

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